食費を減らしたいと考える人は多いと思います
私もその中の一人です
しかし、長期的に考えた場合、食費を減らすことのメリットはあるのでしょうか?
そこで、この記事では長期的に見た適切な食費の減らし方について、管理栄養士の私が考えていることを紹介します
食費を抑えることを長期的に考えてみる
今の予算範囲を考えて、食費を抑えるというのは大事です
ですが、食事は健康と深く関係しているので、長期的に考える必要があると思います
例えば、偏った食事を続けると、将来、生活習慣病になりやすくなる、というのは感覚的にもわかるのではないでしょうか?
映画の名前は忘れましたが、チェーン店のハンバーガーを毎食食べるのを1か月続けるとどうなるのか?という映画を見たことがあります(毎食はやりすぎに思いますが…)
1か月後には体の調子や見た目が明らかに変わり、ドクターストップがかかっていました
また、貧困の地域では、野菜などのフレッシュな食材が買えず、その結果ハンバーガーやドーナツなどのファストフードを食べることになり、肥満になる人が多いと聞いたことがあります
むしろ、富裕層のほうが、痩せていて健康的だそうです
藤原道長や徳川家康など食材を手に入れやすい人ほど太っていたと聞くので、今と昔では逆転していますね
管理栄養士の視点から考えると、やはり食費の節約のし過ぎは長期的に考えて健康に良くないと思います
安さを求めてファストフードを食べ、将来病気になっても嬉しくないはずです
今をおろそかにしていると、後からすべて自分に返ってきます
長期的に考えて、今も将来もより良くなる選択をしてもらえたらと思います
食費を節約する部分とは?
今の健康を考えつつも、それでも食費を節約したいと思いますよね
食費を節約できる部分を一言で表すと、「後から振り返った時に後悔した食費」です
これはどういうことかというと、
・ストレスが溜まって爆食してしまった
・ついつい食後のおやつを毎日食べてしまった
など、後から振り返った時に「食べなければよかったな」と感じる部分です
みなさんの後悔した食費はどれくらいでしょうか?
ざっくりと計算してみてください
例えば、週に2回アイスを食べている場合、100円×月8回=800円/月
スイーツを爆食してしまった場合、600円/回くらいでしょうか
嗜好品を否定しているわけではないです
誕生日や頑張った自分へのご褒美などで息抜きをするのもとても大切です
ですが上記の場合は、自分が満足して買っていないのではないでしょうか?
満足して買ったものは、後から振り返った時に食べなければよかったと後悔しないと思います
なので、「後悔した食費」は節約できる部分なのではないでしょうか?
適切に食費を抑える方法
後悔した食費を振り返ることは出来ます
ただ、それは後からわかるものなので、今すぐ改善できることはないのか?と疑問に思うかもしれません
そこで、今からすぐに変えられる、適切に食費を抑える方法を紹介します
↓このような話を聞いたことがありますか?
ストレスを感じるとコルチゾールが分泌されますが、それが作られる過程でビタミンCが消費されます
また、精神を安定させる物質であるセロトニンはアミノ酸(トリプトファン)から作られています
ストレスを感じて、偏った食事をする→調子が悪くなる→ストレスを感じて食べる→…の悪循環にはまってしまうのを実感した人もいると思います
偏った食事を繰り返していると、余計にストレスが溜まりやすくなります
つまり、今から出来る改善方法は、毎日バランスの良い食事をして、ストレスが生じないように基本から変えるということです
食べてストレスを解消するのは、一時的に対処しているだけで、根本的には解決できていません
食費を抑えたい人は、「バランスの良い食事」を最低基準として継続すると、自然とストレスで爆食することが減り、結果的に食費が節約できていると思います
「バランスの良い食事」を習慣にするには、とても時間がかかります
今まで、考えてこなかった人はなおさらです
ですが、長期的に見て食費を節約でき、医療費も削減できることを考えると、習慣を変えてみる価値はあると思います
このサイトでは、「バランスの良い食事」を習慣にするヒントをたくさん発信しているので、気になる記事をのぞいてみてください▼
まとめ
今回は、長期的に食費を節約する方法を紹介しました
「後から振り返った時に後悔した食費」を節約する
長期的に考えて、基本的な「バランスの良い食事」に変える
自分では気づかない「後悔した食費」がたくさんあったのではないでしょうか?
習慣を変えることは大変ですが、自分を客観的に見てみて、行動するきっかけになればと思います
良い習慣を身につけられるように応援出来たらと思うので、他の記事も読んでみてくださいね
コメント