私たちは毎日何気なく食事をしています
しかし、人生における食事の回数は限られています
「あと何回、食事を楽しむことができるのか?」を意識したことはありますか?
単純に食事を楽しむ回数が減っていくのは悲しいですよね
この記事では、何気ない日常の中で、食事を人生の大切な一部として、その瞬間を楽しむための新たな視点を紹介したいと思います
なぜ食事の回数を数えようと思ったのか?
私は管理栄養士でいつも食べ物のことばかり考えています
つまり、食いしん坊です
食事を大切にしている私にとって、毎日の食事はとても大切です
食事は単なる栄養補給ではなく、人生の楽しみやリフレッシュにもなる時間です
そんな大切な食事があと何回あるか、興味を持ったので調べてみることにしました
健康寿命と平均寿命の違いはどれくらいあるのか
まずは、平均寿命と健康寿命を考えてみます
平均寿命は「0歳の平均余命」のことです
平均寿命は、
男性:81.41歳
女性:87.45歳
男性も女性も80歳ちょっとのようです
ただし、平均寿命と健康寿命は異なります
健康寿命は「日常生活に制限のない期間の平均」のことです
自分で好きなものを食べられないと、食事を楽しめません
健康寿命は、
男:72.68歳(平均寿命と8.73年の差)
女:75.38歳(平均寿命と12.06年の差)
ここからわかるように、健康寿命は平均寿命より約10年ほど少なくなります
よく、年齢が上がると脂っこいものが食べられなくなった、量が食べられない、歯が悪いので硬いものが食べられない、など聞きますね
なので、人にもよりますが、食事を楽しむことができるのは70歳くらいを目安に考えておいた方がよさそうです
あと何回食事を楽しむことができるのか?
今回は、食事を楽しめる回数を調べたいので、食事が楽しむことが難しくなる回数は除きたいと思いました
そこで、平均寿命と健康寿命の差は除き、現在20歳、30歳、40歳の人が食事を1日3食食べる場合、健康寿命まであと何回あるのかを調べました
こちらが計算した結果です▼
性別 | 20歳 | 30歳 | 40歳 |
---|---|---|---|
男性 | 57684.6回 | 46734.6回 | 35784.6回 |
女性 | 60641.1回 | 49691.1回 | 38741.1回 |
計算方法は、「(健康寿命‐年齢)×365日×3食」です
10年ごとに約1万食ずつ減っていきます
20歳の人でもあと6万回しか食事の回数がないとしたら、どうでしょうか?
毎日3食食べられない日があると思います
なので、実際には食事の回数は少なくなるはずです
「6万回も食べたら飽きちゃうよ!」と思うかもしれません
でも、家族、友人、バーベキューや誕生日パーティーなど、特別な人と一緒に楽しむ食事は、その中でも数えられる回数なのではないでしょうか?
まとめ
私はあと6万回と聞くと、少ないと感じます
そのうち、家族と食事ができるのは何回あるだろう?
食べたいと思っていた料理、お気に入りの食べ物は何回食べられそう?
友達と楽しいランチができるのは?
などなど、食の楽しみを考えると毎食を無駄にしたくないと思います
しかし、食事の回数が少ないからと言って、好きなものばかり食べていては、将来健康を損ねて好きなものも食べられなくなります
なので、毎日をバランスの良い食事に近づけて、体も心も楽しみながら、満足できる食事にしたいと思います
そうすれば、年齢があがっても長い期間、食事を楽しむことができると思います
このサイトでは、心も体も満足できて、自分を大切にしたいと思っている人を応援しています
そのヒントとなる「心と体を喜ばせる食事」を詳しく解説しているので、他の記事も読んでみてください▼
参考文献
・令和元年簡易生命表の概況(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/life/life19/dl/life19-14.pdf
・健康寿命の令和元年値について(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000872952.pdf
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