小学校では食育や毎日の給食でバランスの良い食事が提供され、いわゆる食事の英才教育が行われてきました
ですが、大人になって一人暮らしをするタイミングで、食事をおろそかにする人が多いです
内側から綺麗になることを目指すにあたって、バランスの良い食事は最も重要です
大人になると自分から学ばない限り、食育を受ける機会が無くなります
ですが、若い時よりも太りやすくなったり、生活習慣病になったりするリスクが年々高くなる大人ほど食育は重要です
習慣は年齢を重ねるほど、変えることが難しくなります
人生の中で今が一番若いです
今からバランスの良い食事を学び直し、良い習慣を作りませんか?
この記事では、バランスの良い食事について、管理栄養士が分かりやすく解説します!
バランスの良い食事とは? 1日の基準を知って実践しよう!
バランスの良い食事とはどのようなものでしょうか?
小学校では、主食、主菜、副菜の献立や、赤・黄・緑の食品群などで勉強してきました
食品群などを知っておくことも重要ですが、毎日の食事に実践できる方法を知っておく必要があります
「食事バランスガイド」を活用しよう
そこで活用したいのが「食事バランスガイド」です
このガイドは、農林水産省が主食、主菜、副菜、乳製品、果物をバランスよく摂取するための基準を示しています
1日に、「何を」、「どれだけ」食べたらよいかを考える際の参考にしていただけるよう、食事の望ましい組み合わせとおおよその量をイラストでわかりやすく示したものです。
引用:「食事バランスガイド」について:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/
「食事バランスガイド」を参考にすることで、1日に必要な栄養素を満たすという目標に近づけることができます
「食事バランスガイド」が難しいと感じる方へ
しかし、毎日、「食事バランスガイド」に沿った完璧な食事を続けるのはとても大変です
そこで、「食事バランスガイド」が難しいと感じる方は、より簡単に楽しく考えられるようにしたオリジナルのチェックシートを参考にしてもらえたらと思います
✅チェックの数は1日の食事で必要な品数を示しています
全部満たすことができるとバランスの良い食事に近づきます
主食:ごはん、パン、麺は1日3皿で、基本は毎食です
主菜:肉、魚、卵、豆類(豆製品)は1日3皿、基本は毎食です
副菜:野菜、きのこは1日3皿、毎食です
野菜は不足しがちなので、1日3皿が達成できた人は5皿以上食べることをおすすめします
乳製品:牛乳、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品から1日1つです
果物:果物は1日1つで、小さい果物は量を増やします
チェックシートに慣れた人は、「食事バランスガイド」も確認してみるとよいです
まずはチェックシートを使って、楽しく実践することから始めてみてください
具体的な摂取量は、こちらの記事で紹介しています▼
1週間~1か月単位で食事を考える重要性
バランスの良い食事をするためには、様々な食品を取り入れることが大切です
多くの人が1日の食事に様々な食材を取り入れることを心がけていますが、実際には1週間~1か月単位の長期間でバランスを考える方が効果的で実践しやすいです
毎日完璧な食事をするのは難しいですが、1日ですべての栄養素を満たそうと考えるのではなく、1週間や1か月を通して多様な食品を摂ることで、結果的に必要な栄養素をバランスよく摂取できます
例えば、今日はお肉を食べたから、明日は魚や豆類を意識的に摂るなど、1日ごとに調整すると無理なく実践できます
また、イベントごとで食べすぎた日があったときは、来週は控えめを意識するといった感じです
このように、長期的な視点で食事を見直すことで、無理なく継続できます
短期的な完璧さを求めるのではなく、長期的にバランスをとることが大切です
私はイベントの時には食べたらいいし、友達とごはんに行くときには楽しんだほうがいいと思います
食べて楽しんだ分、他の日は少し控えめにする
日本には「ハレとケ」という言葉があるように、特別な日には思いっきり楽しむ、反対に特別な日がもっと楽しめるように想い描きながら控えめな日常も楽しむ
そんなメリハリのある習慣が私は素敵だと思います
まとめ
食事について学ぶ機会が少ない大人ほど、生活習慣病や肥満などのリスクが高まるので、食事について学び直しが必要になります
バランスの良い食事は、農林水産省の「食事バランスガイド」を参考にすると良いです
「食事バランスガイド」がとっつきにくいと感じる人は、オリジナルのチェックシートを活用してはじめの一歩を実践してみてください
実践するときは、毎日厳格に食事を管理するのではなく、1週間~1か月で食事を調整すると良いです
特別な日は思いっきり食べて、食べ過ぎた後はちょっと控えめにする
楽しみながらバランスの良い食事を目指してみてはいかがでしょうか?
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